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LOSTCHILD レビュー

 我慢できなくなってしまったので、たまソフト」の、「LOSTCHILD」について、レビューいたします。
 何分レビューなどというものを書くのは初めてなので、ほかの方のレビューに比べると、見劣りするとは思いますが、どうかご容赦ください。
 なお、この作品は、パソコン向けの18歳未満禁止(通常、18禁と呼ばれています)のジャンルであることを、あらかじめ述べておきます。
 また、一部のネタバレは、色を変えておきます。

  カラット(ボリューム):3.5
 ボリュームは、全10話のアニメ方式で、1話あたり2時間程度と、結構あります。
 また、サブエピソード(これは、10分程度)が6種類入っており、主人公以外の視点も楽しむことが出来ます。
 (視点切り替えは、メインルートでも頻繁に用いられていますが)
 ただし、メインルートは一本道です。

 硬度(システム):B、ただし、デフォルトではE
 まず、インストールに苦労すると思います。
 二層式対応のDVDでないとならないうえ、インストーラーに不具合があるのか、途中で停止してしまうエラーのため、私の場合は、違った方法(ゲーム関係ピックアップにも表示してあります)でインストールを行いました。
 また、修正パッチを当てないと、取扱説明書に記載されている仕様が使えないなど、初期状態では最悪といっても過言ではないと思います。

 ただし、パッチを当てれば、快適にプレイできます。
 パッチを当てたあとの唯一(そして、大きな)弱点は、音楽鑑賞モードがついていないことくらいでしょうか。
 あとは、多少誤字が残っている点が、人によっては気になると思います。
 (私の場合、自分のblogでも、誤字が多いと思っているので、あれだけのボリュームで誤字が全く無いというのは、ありえないと思って、甘めに見ています)
 
 ついでに、ゲームシステム(というより、戦闘)について、説明します。
 基本的に、昔のゴルフゲームのように、指定された範囲の中でゲージを止めることで、攻撃および防御を行うというものです。
 個人的には、最初の戦いではチュートリアルがほしかったところですが…。
 (おかげで、テキストやキャラクターの今までの経験からすると、信じられないほどの無様な戦いぶりをさらすことに…)

 一見、作業的に見えるかもしれませんが、実は奥深いものがあります。
 防御の際に、指定範囲の端のほうで止めると、完全には回避しきれず、ガードしたことになります。
 ただ、ガードすることによって、必殺技を使うのに必要なゲージが増加するため、ゲージが十分にたまっていないときには、あえてガードし、その上で必殺技を入力するという戦略上の方法もあるため、ガードと回避の両方ともに意味がある行動となります。

 また、通常攻撃、必殺攻撃(攻撃ボタンを押す順番によって発動(クリックするタイプなので、ゲームパットは不要です))のそれぞれに特性があり、相手のタイプによって有効(ゲージの移動速度が遅かったり、有効範囲が広かったり)な技を見つけるという部分で、駆け引きの要素が楽しめます。

 以下に、反転で、コンボとなるボタンの組み合わせを書いておきます。
 (それ以外では、「不発」となって、通常と同じ技が出るようになります)
 なお、主人公以外のキャラについては、ご容赦ください。
 基本的には同じなのですが、微妙に違う部分もありますので…。

 青→緑、緑→青、赤→青、青→緑→青、緑→青→緑、赤→青→緑

 カラー(グラフィック):A
 塗りもきれいですし、戦闘アニメも、最初はあえてちょっとダサ目に、最後のほうは、スパロボや、ファイナルファンタジーの召還獣もかくやという派手さで、魅せてくれます。
 ただ、ウインドウが640×480というのは、いまどきどうかとも思いますが…。
 慣れれば気にならないとはいえ、戦闘時だけそれにして、通常時は800×600で表示してくれれば、最高だったと思います。

 クラリティ(音楽):S-
 音楽は、美麗の一言。
 悲しいシーンは音楽を聴くだけで涙が出てきそうになりますし、熱いシーンはこれでもかというほど盛り上げてくれます。
 また、
戦闘の音楽だけで、10種類以上はありそうで、それの出来も見事としか言いようがありません。
 一部の戦闘テーマで、オープニングテーマのアレンジが使われているのも個人的には高評価。

 
また、ボーカルも、すごいの一言。
 「月の眼の少年」なんか、聞くだけで涙が…。
 オープニングテーマも、アニメーションとうまく融合して、かっこいい限りですし。
 
ただ、最初、「エセリアルの風」が、「似非リアルの風」にしか聞こえずに、ずっこけていましたが(笑)。

 惜しまれるのは、パソコンが悪いのか、サンプリングが悪いのかは分かりませんが、微妙に音質が悪く感じるところもあること。
 それ以外は、最高といっていいレベルです。

 ブリリアンス(キャラクター):A
 どのキャラクター(主人公、ヒロイン、仲間、そして敵)も、非常に重みのあるキャラクターとして描かれています。
 シナリオにおいて、視点変更がされるのも、キャラクターの心情を理解する上で、きわめて効果的だと思います。
 個人的なお気に入りは、やはり「真島颱斗(まじま たいと)&聖(ひじり)」で決まりです。

 また、このゲームでは、「レイリア」という、人とは違う存在が出てきます。
 人とは違う部分への苦悩や、それを超えた愛の描写も、非常にすばらしい出来だと思います。
 単なる、「記号」として、人と違うことを描かれているのではないところに、好感をもてます。

 カット(シナリオ):S
 シナリオは、幾つもの視点を渡り歩きながら、徐々に全体像が見えてくるというスタイルをとっています。
 続きものの第2弾ということですが、これ単体でも、ある程度以上の描写はされているので、問題はないと思います(私も、前作は未プレイですし)。
 全体的には、重く、悲しい物語といえますが、絶望的ではありません。
 メインテーマは、「生きる」ということそのもの。
 これほどまでに、生きることについて重みを持ったゲームは、ちょっとほかに見当たらないです。
 少なくとも、これをプレイしたあとでは、意味の無い「自殺」など、考えられなくなると思います。

 また、18禁ゲームということで、当然Hシーンもあります。
 序章(1~3章)のものは除くとしても、それ以外については、シナリオを描く上で有害どころか、むしろ必要不可欠な域に達しています。
 そういうシーンを目的とする男性の方の購入は全く薦められません(比較的、描写としてはあっさりしていますので)が、女性の方でも比較的嫌悪感なくプレイできる(少女マンガなどを考えていただければ、分かりやすいかと思います)のではないでしょうか。
 少なくとも、私がプレイした(100作以上にのぼります…)ゲームの中で、「Hシーンにおいて涙を流した作品」というのは、これくらいだと思います。

 ネタバレになりますので、以下に、ほかのレビューサイト(検索は、「X-Navigatorで行いました)で、シナリオについて不満点となっていたところと、自分なりの視点を反転で述べたいと思います。

 主要キャラ以外の伏線回収が甘いという批判もありますが、これが「連作の第2弾」ということを考えると、それはむしろ続編や次回作へ向けてとっておいたという考え方の方が私にとってはしっくり来ます。
 また、詠美が後半ほったらかしになるのは、彼女にとって「安住の地」を手に入れた以上、無理にそこから出てまで行動する必要性が無いことから、むしろ自然だと思います。
 そして、エンディングですが、最後の最後に鳴る「音」が、ひとすじの希望を与えてくれるように感じられてなりません。
 あの音は、どう聞いてもエセリアル界の開くときの音以外に聞こえませんから…。
 
 あの音は、恐らくエセリアル界の開くときの音なのだと思います。
 (5月29日、修正しました。自分のblogで、断定的な書き方をするのはポリシーに反していましたし、人によって捉え方も違うのですから…)

 クオリティ(総合評価):S(傑作~「銘」作、個人的には後者)
 まさに、自分にとっては宝石のような作品。
 あまりいい評価方法とはいえませんが、「月姫」以来待ち望んだ、アドベンチャーとしては最高レベルの作品だと個人的に思います。
 ここ数年、待ち望んでいたものがようやくやってきた…といった感じです。

 宝石のイメージ:オブシディアン(黒曜石)
 このゲーム全体を流れる重い雰囲気と、希望や鏡としてのパワーストーンの効果から、この石が最もふさわしいと思いました。

 私は、このゲームをプレイして、7回涙を流しました。
 私は、このゲームをプレイして、5回興奮のあまり叫び声をあげてしまいました。
 私は、このゲームをプレイして、3回怒りのあまりに声が出せませんでした。

 このゲームのすごさを、一人でも多くの人と分かちあいたいと思っています。

 (平成18年5月31日、Camelliaさんの意見をもとに、若干の修正を行いました。この方が、もとのレビューよりはかなり見やすいと思います。アドバイス、感謝いたします。)

 平成18年12月23日追記

 どうやら、このゲームは、一般的には「あまり評価が高くない」ようです。
 プレイ中にはそれほど感じなかったものの、シナリオの矛盾、説明不足は相当なレベルかと思われます。
 そのため、評価については、「凡作~銘作」とするべきかもしれません。

 あくまで、この記事を書いたときの感想は、「最大風速」であることは否定しません。
 もっとも、私の場合、「そつなくまとまった優等生」の作品よりも、「問題点が多くても、それを上回る長所が見られる」作品の方に、高評価をつける傾向があるので、この評価自体を撤回しようとは思っておりません。
 実際、この時点で、確かに下した評価なのですしね。

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