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IWC 論理と哲学

 いきなり、難しそうなタイトルですね。
 実際、今回の記事は、良くて賛否両論だと思いながら、書いています。

 今日のニュースで、「IWCにおいて、商業捕鯨再開を支持する採択が、1票差で可決された」というものがありました。
 個人的には、このニュースに、とても喜んでいます。

 今まで、IWCは、「反捕鯨国の言うなりの組織」という印象がありました。
 本来、「議論」を行う場において、「科学的論拠」が不十分な資料であっても、「反捕鯨国に有利」であれば取り入れられるなど、内実はひどいもので、日本は脱退するべきだと強く感じていました。

 ところで、なぜ「反捕鯨国」は、捕鯨を禁止しようとするのかを考えてみたのですが、「反捕鯨国」の顔ぶれを見ていると、あくまで個人的にですが、「理由」の一端が明らかになったように感じます。
 それは、「鯨を取らせない→鯨による魚の減少、及び鯨を食料としていた国の食糧不足→「自国」の主力輸出品である牛肉を売る」という構図が、見えてくるように感じます。
 そのためならば、「文化」を踏み潰してもいいという視点が、今までの採択のあちこちから見え隠れしております。

 反捕鯨国を挙げてみると、「イギリス」、「アメリカ」、「オーストラリア」など、牛肉の輸出国が軒を並べることからも、あながちうがった見方ではないように感じます…。

 また、個人的には、「鯨がかわいそうだから捕鯨をしない」という考え方には、強い反発を覚えます。
 そも、「植物」であっても、「動物」であっても、「命」を糧にすることなく、人は生きられるものではありません。
 「頭が賢いから」という理由だけで、その枠組みからはずすというのは、逆に言えば「頭が悪ければ、食料としてよい」という、危険な考え方を内在していると思います。

 もちろん、個人の視点に基づいたものですので、反発される方も、いると思います。
 自分の考えを示した上での反論であれば大歓迎ですし、もちろん「支持する」コメントも歓迎いたします。
 皆さんは、どのように考えるのでしょうか?

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 ぴよこさん、こんばんは。
 私も、この記事はコメントしにくいかな…と思いながら書いていましたので、コメントいただき、嬉しいです。

 「生態系のバランス」という意味では、むしろ「捕鯨支持国」の主張(なので、鵜呑みにするべきでないとは思いますが)では、「鯨が増えている結果、小魚が減少して、バランスが崩れている」という現状にあるようです。

 それでも、「捕鯨否定国」は、捕鯨を認めようとしない…確かに、「国」の都合が、見え隠れするように、私には思えます。

こんばんは。
リンクの件よろしくおねがいします。
私のほうのリンクにも加えさせていただきたいですけど、どうでしょうか?

私も捕鯨再開賛成派です。
捕りすぎるって事は無いハズだし、生態系が崩れなければOKだと思います。

鯨で生計が成り立っている人たちにとってはこれによっては失業するわけで。。。

難しい問題ですけどね。

 チイさん、こんばんは。

 そちらからもリンクしていただけるということで、光栄の極みです。
 よろしくお願いします!

 もっとも、「商業捕鯨開始」には、「4分の3以上の賛成が必用」というとんでもないルール(反捕鯨国の一方的決断です)があるので、すぐに開始するというわけではないのですが…。
 それでも、「大きな一歩」だと思います。

 一時期、確かに減少傾向にありましたが、現在では科学的なデータに基づけば、「捕鯨が不可能な数字ではない」はずなのです。
 それなのに、頑迷に捕鯨を否定するのなら、「きちんとした根拠」を示した上で、行って欲しいと思います。
 どうしても、こちらがいくら「根拠」を示しても無視する反捕鯨国の姿勢に、怒りを感じないわけにはいきません…。

 ども、markさん^^

商業捕鯨再開が可決された事は喜ばしい事です。
そもそも、1800年代に航海の灯火油の原材料とするだけの
理由で鯨を殺し続けたアメリカに捕鯨反対とか言われる
筋合いはないと思ってます。

鯨の数自体、増加傾向にあるのは調査結果から明らかなので
無下に反対を唱えにくくなったと言う事でしょうか。

「賢いから可哀想」や「他にも食べるものがある」という理由が
通るなら、わざわざ仔牛や子羊を食べるのは可哀想だし、それこそ
もっと成長した個体を食べればいい事になります。それでも仔牛・
子羊(もちろん鯨も)を食べるのは、単に風土・地理的に入手性が
良く、そして何より美味しいと感じるからです。
美味しいから調理や処理の技法が発展し文化となっていくワケで、
特に人道的、食材として不適切といった理由がない限り他国が
どうこう言える事ではないと思います。

居酒屋やパブ、バーで酒の肴として話題に上げるだけなら問題は
ないですがね。呑み屋では各国のゲテモノ食いの話題はけっこう
盛り上がりますしw

では。

 がじろうたさん、おはようございます。

 後半の「賢いから~」以降、まさに私の考えと同じです!
 わざわざ「子供」の動物を殺して食べている人たちに、「かわいそう」という表現をされたくないですし、ましてや「無理やり制限される」というのは、言語道断だと思います。
 また、個人的には「健康」のためにベジタリアンである方はいいのですが、「動物の肉を食べない」事にこだわるのは、「命」に軽重を持ち込むような気がして、あまり好きにはなれません…。

 そういえば、「居酒屋」では、結構変わった肉なども食べられますね。
 私の食べた中で、一番変わっていたのは、「ダチョウの刺身」でした。
 意外と美味しかったのに、びっくりしました(笑)。

捕鯨賛成でーす♪
クジラのから揚げ、おいしいんだもん。(思考回路は全て食べることに直結!)
以前ある調査で、食用として考えられない動物は?と各国にアンケートしたところ、「馬」という答えがあったそうです。
日本では桜肉として食用にもなりますよね。
一方、諸外国では、カンガルーやトナカイ、ウサギetcが食されています。国によって文化・風習が違うので、難しいところです。
イスラム教では、食用としてト殺する動物には、祈りをささげ、それ以外の肉は食さないそうです。
命を頂くことへのお詫びと感謝をする姿勢は見習いたいものです。(信仰する気はないけどネ)

本当、難しいタイトルにびっくりですが、ついつい読んじゃいました。
私も捕鯨は賛成派です。
それぞれの国の食文化なのですから、他の国がとやかく言わなくてもね~。
鯨のはりはり鍋って美味しいですよ~。

私は鯨が大好きです。
写真集も何冊か持ってます。
いつか、ホエールウォッチングしたい!!と思っています。

だからといって、反捕鯨派ではありません。
捕鯨賛成派です。
生態系が崩れるような 無茶な捕り方をしなければ問題ないと思っています。

捕鯨再開されたからといって、どこの家庭の食卓にも鯨が並ぶなんてことあり得ませんしね~。

 ル・シュクルさん、てん。さん、のんさん、こんばんは。

 To ル・シュクルさん

 確かに、鯨も「美味しい」ですしね(笑)。
 馬も、日本ではおなじみの食材ですし、その後に並べられた中では、私はカンガルーの肉なら食べたことがあります(笑)。

 イスラム教というと、「豚」を食べないイメージが強かったのですが、このような習慣もあったのですね。
 となると、「事故」によって死んだ動物は、食べられない…ということになりそうです。
 食べるものに対しては、「考え方を他人に強要しない」というのが、一番妥当な解決策だと私は思います。

 To てん。さん

 はりはり鍋…大根と一緒に煮たもの…でしたっけ?
 多分、美味しいと思います。
 
 どちらかというと、「文化」の問題よりも、「国益」の問題という印象を私は強く受けております。
 そう考えなければ、「反捕鯨国」の言い分は、あまりにも「的外れ」でなりません…。
 それを、無理やり通す組織なので、私はこの組織の「存在意義」を、疑問視していました。

 To のんさん

 もっと身近な例だと、「イルカ」なども当てはまりそうですね。
 私は食べたことがありますし、祖母は大好きだったりします。
 ただ、「イルカが好き」な人の中には、食べることがとんでもないと考える人がいるというのも、また事実なんですよね…。
 「生態系」に悪影響を与えないのであれば、食べる事も、問題ないとは思うのですが。

 ちなみに、「捕鯨が再開される」というニュースではなく、「捕鯨再開を支持する採択が可決された(それも、一票差で)」だけなのです。
 鯨の肉が、一般の食卓に堂々と並ぶ日は、まだまだ遠い先のようです…。

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