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無期懲役判決に対する一考

 小学生を強姦し、殺したペルー人の犯人に、無期懲役という判決が下りました。
 心情論でももちろん納得がいかないのですが、「友人」(例の、公務員の友人です)いわく、無期懲役というのは、「経済学的に見て」よくないらしいです。

 実は、犯罪者を刑務所に入れておくということは、一般的に思われているよりも、はるかに「コスト」がかかることらしいのです。
 そのため、ただでさえ経済状態が厳しい日本において、「無期懲役」というのは、その人間に多大な税金を投入する結果になると、彼は申しておりました。
 まあ、だからといって彼のように、「死刑の適用基準を甘くして、どんどんコストダウンすべきだ」というのは、行き過ぎかもしれませんが…。
 とはいえ、日本の現状を見ると、その意見もある意味では納得がいくくらい、悲惨な赤字ですしね。

 心情論ではなく、経済論からこの判決を批判するblogは、さすがにここだけだと思います(笑)。

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法律関係」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!
地元の事件として判決には興味がありました。
やはり!といった感じです。
子を持つ親として、心情面ではもちろん納得のいくものではありません。一人の命≠一人の命なんですね。
経済面・・・なるほど、大罪を犯した後でさえ国民に迷惑を掛けてる訳ですね。。(-"-)

 joon-beさん、こんばんは。

 「一人殺しただけでは、死刑にならない」…慣行としても、最悪のものだと思います。
 この悪弊が、「裁判員制度」の導入によって、一刻も早く払拭されることを、切に祈っております。
 裁判官任せでは、どうしようもない部分がありますしね。
 基本的に、「先例」を重視しがちですから…。

 経済面は、あまり注目されないところだと思いますが、実は結構大事なのではないかと思っております。
 「終身刑」を宣告された者が、果たして労役を課したとしても、どれだけのコストがかかり、どれだけ収益を上げられるかということを考えないと、導入するのは得策とはいえないと思いました。
 ただでさえ財政赤字大国の日本が、「犯罪者」のために更に赤字を抱え込むなんて、おかしいですからね。

本当に、親御さんの気持ちを思うと、胸がつまる思いです。

但し、死刑になる(する)のと、終身刑になるのと、どっちがより過酷な(重い)刑なんだろうと思うと、どちらともいえないような気もします。

死を望んでいた人にとっては死刑の方がありがたいかもしれない(その瞬間はどんなに怖くても)。
一生、檻の中で一生を終える方が酷な人もいるかもしれない。

まあそういう議論はおいといて、今回は少なくとも、一人しかうんうん……という理由がおかしいですね~??

でも、経済的な面では考えたことがなかったので、markさん、恐れ入りました~(笑)


Kinako

子を持つ親としては、やはり無期懲役は納得がいかないのが本音。しかし死刑になったとしてその一瞬にかかる気持ちよりも一生をかけて償ってくれるのもありかと思う。
しかし、この辺の心情は実際に被害にあわれた人のみ語ることが許されるべきかな、と。
経済的視点から無期懲役を見るという斬新な発想に脱帽。赤字の垂れ流しにあたるとのことですが、無期懲役犯罪者の生活を私達の税金で賄ってる・・・のか。
なんかくやしい。

 ども、markさん^^

無期懲役は、言い換えれば「一生飼い殺しの刑」で、改めて
考えてみるとまっとうに反省できる能力がある受刑者にとっては
結構キツイ刑です。
一方では"飼い殺し"なので、服役中にかかる諸経費は我々が
負担する部分が多く、コストのかかる刑とも言えますね。

もっとも、死刑を増やすよりも治安を良くして犯罪発生を抑える
ことの方がコスト面のみならずあらゆる点において理想なんですけど。

では。

 時間が無いので、正式なコメントは後日ということで、一つだけ。
 「終身刑」という制度を導入することで死刑を廃止しようとする動きがあるのですが、終身刑を適用されるものに対するコストがどれくらいかかるのかを考慮しないで、安易に導入することは、国家財政的に見ても出来ないのかな…と思っていたため、このような変化球の記事を載せてみました。

おはよ~です。
何ともいえない現状なんですね。最近は、特にお金、物欲、性欲などに捉われている人が多いように感じます。もちろん、人間ですから、食欲も含めて欲が無い人などいないと思います。それにしても、自分さえ満足していれば良い!という安易な考え方は、ダメだと思いますね。みんな一人一人が自分一人だけで生きている訳ではないのですから、もっと相手の事を考えるべきだと思います。最近の18歳未満の性犯罪があまりにも多すぎると思います。全てが大人の欲望の為。今や先生や警察官であっても陰では何をしてるかわかりません。もっとも、そういう人たちもわれわれと何ら変わらない同じ人間ですから、過ちが無いとは言いきれませんけどね。

男女の仲で性欲を満たすのは、片方だけではダメですよね。相手の事をいかに考えてあげられるか?それがホントの姿(愛)だと思うのですが。。。以前、こういう事も記事にしましたけどね!反論もありましたけどね。。。

欲望のために人を殺した、しかも幼い子を。
7才の子供に性欲を抱く変質者がこの世に存在していること自体恐ろしい。
予備軍もまだまだたくさんいるはず。

その上、岡山の生き埋め殺人、奈良と千葉の自宅放火殺人。セレブ誘拐事件などなど…
安全国家日本は、もう遠い過去でしかないのかな。

ル・シュクルさんと一緒で、
安全国家日本はもう崩れたね。。。

本当に、時代は変わってしまったのね。
子を持つ親はやっぱり子供に対する犯罪が多いがために過保護になる。
仕方の無い事なのかな~?

服役したことないので、テレビのドキュメンタリーなどで見た情報でしかないのですが・・・
服役もラクではないとは思います。
ですが 粗食といえども、必ず食事が取れる。お風呂にも入れる。寝る布団だってある。多少 娯楽だってある。
・・・これって税金を使ってるわけですよね。
悪いことをして入っているのに、恵まれてませんか?
こういう状況で 反省って出来るものなのでしょうか?

 Kinakoさん、ナナスケさん、がじろうたさん、eimeisさん、ル・シュクルさん、チイさん、こんばんは。
 すごいコメント数に、びっくりです。

 To Kinakoさん

 友人の考えはともかく、私自身の考えでは、「どちらが過酷か」よりも、むしろ「どちらを「被害者の家族が」望んでいるか」というのにウェートを置いて、判決を下すべきなのではないかと思いました。
 その上で、もしその家族が望むのであれば、死刑執行に立ち会ったり、更には「死刑にするためのボタンを押す」ことさえも、させてもいいのかもしれません。
 感情論としても、もっとも過激ですが、被害者の家族の心情を思えば、このくらい法律関連が改変されたとしても、いいと思います。

 ちなみに、経済論は、友人の説なので、私自身のアイデアではないことを、付け加えます(笑)。
 私も、その考えには、目から鱗でした。
 そういう見方もあるのか!という感じです。

 To ナナスケさん

 まさにその通りです!
 「被害者がどのような解決を望むか」というのが、現行の刑事訴訟法において、全く抜けているのが、「被害者軽視、加害者重視」という現状を呼んでいるのだと思います。

 友人の経済学、私もせっかく国に納めた税金が、そんなところで無駄遣い(更に言うならば、「死刑執行」まではコストがかかり続ける)されるのは、悔しいです(笑)。

 To がじろうたさん

 日本では、「無期懲役≠終身刑」なので、無期懲役が軽減されて、出てくる恐れがあるため、安心できないのです。
 さすがに、「裁判官の付言つき」の今回は、軽減されないと思いますが、それでもありえないと言い切れないので、無期懲役という刑は、日本の現行法上問題があると思います。

 あの性格で、「反省する」とは、到底思えないし、外国ですでに犯罪を起こしているので、むしろ「無期懲役」を喜ぶと思い、かなり今回の判決は納得がいきませんでした。

 ちなみに、「治安をよくして犯罪を抑える」というのが、犯罪者にかかるコストを抑えるのには、もっとも効果的だという説、その通りだと思います。
 もっとも、その分治安の方にコストがかかるのですが、私個人の考えでは、それは「必要経費」だと思います。
 予防がもっとも大切だと、私も思うのですが、なかなか「エライ人」の考えは、違っているようで…。

 To eimeisさん

 愛の無い男女関係(もちろん、「友人」としての付き合いは除きます)に、幸福は恐らくないと私も思います。
 最近、「利己主義」な人間が増えているように感じられ、悲しくて仕方がありません。
 「人権」は、自らのみにあるものではなく、ほかの人の「人権」を認められて、はじめて享受できるものだと思うのですが。
 ちなみに、「食欲」には私も負けっぱなしなので、あまり強くはいえなかったりします(苦笑)。

 To ル・シュクルさん

 ロリコンは、日本人の原点ですから(苦笑)。
 邪馬台国の「いよ」(ひみこのあとを継いだ女王、10代だったはずです)を見ると、分かるかもしれません…って、そんなはず無いですよね。
 ただ、「そういうのが好き」であることと、「そのために行動する」という間には、大きな「差」はあると思いました。
 思想信条の自由は、日本では保障されていますからね。
 「子供を見るのが好き」(かわいくて、元気いっぱいに遊ぶのを見ると、癒される)というのもあるので、ボーダーラインは結構難しいと思いました。

 とはいえ、最近は「行動に移す」人間が、あまりにも増えていると思います。
 そういう人間は、もはや「人間」ではなく、「害人」と呼ばれる、別の種族なのではないか…とすら私は感じてしまいます。
 そういう人たちにまで、「人権」を保障する必要性があるのか、ちょっとだけ疑問です。

 To チイさん

 この時勢なのですから、ある程度「過保護」になるのは、仕方が無いと思います。
 もっとも、いつかは「親離れ」しなくてはならず、そのときには「世間の荒波」に対処できる能力を身につけていなくてはならないため、親には相当のジレンマがあるかと推測できます。
 どこまで「子供を大事にする」べきなのか…容易に解答の無い問題だと思います。

 ちょっと、ストレスがたまる事態が発生してしまったため、コメントが過激かもしれません。
 後日、見直した上で、自分のコメントで問題のある部分は訂正したいと思いますが、もし「これはひどいのでは?」と思われる方がおりましたら、ご指摘お願いいたします。

 のんさん、こんばんは。

 もっとも基本的な部分である、「自由」を奪われるというのは、実は相当堪えることです。
 何しろ、トイレや休憩、作業中の一挙一動に至るまで、全ての行動が監視下にあるのですから。
 そういう意味では、「きつい」というのは、十分いえると思います。
 ご飯も美味しくないですしね(笑)。
 (もちろん、食べたことはありませんよ!推定ですが…)

 ただ、日本の刑務所が、「更生」という意味で十分成果を挙げられているのかといわれると、かなり疑問に感じます。
 本来刑務所に入れるのは、「隔離」ではなく「更生」なのですから、その部分にもっと力を入れない限り、再犯率の減少にはつながらないのではないか…と思いました。

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