百害あって一利なし
今年も、公務員のボーナスが新聞に掲載される時期がやってきました。
個人的には、この公開は、ほとんど誰も幸せにならない、まさに「百害あって一利なし」の記事だと思って仕方がありません。
まず、ボーナスをもらえない人にとっては、この記事は怒りを覚える以外の何物でもないと思います。
また、ボーナスがこの金額より少ない人にとっても、公務員がこんなにもらうなんて…という、負の感情を抱かせる記事になると思います。
唯一、ボーナスがこれよりも多い人が、自己満足することが出来るくらいでしょうか。
引き換え、友人から聞いた話しなのですが、実はこの公務員のボーナス、「現実的な値ではない」らしいのです。
友人の勤めているところは、それなりに昇格なども出来る部署(もっとも、いわゆる「エリートコース」ではないのですが)らしいのですが、それでもこの平均値の値よりも同じ年代なのに、下回る人の方が多いらしいのです。
加えて、事務職などでは、もっと低い値になるところもあるため、どこからこの数字が出るのか、友人も首を傾げている状態です。
公務員である友人にとって、この記事は「自分たちへの批判を強めるだけ」でしかないため、やはり有害のようです。
加えると、国家公務員よりも、地方公務員のほうが優遇されている事実に、憤りを感じるとか…(笑)。
こんなに多くの人を不快にさせる記事に、果たして存在意義はあるのでしょうか?
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コメント
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わかる!
ボーナスの無い人からしてみたら、気分を害すよね。。。
そして、公務員の人も気分を害すよね。。。
本当、百害あって一利なしだよ!!
投稿: チイ | 2006年12月 9日 (土) 22:45
チイさん、こんにちは。
新聞の投稿欄にも載っていましたが、この記事は、普通の人にとっても、公務員にとっても、メリットのない記事だと思います。
なぜこんなことを公開するのか、そして、あくまで友人の言葉を信じるならば、データ自体の正確性に疑問があるようなものを公開するのか、理解不能です。
これより多くもらっている人の、自己満足以外には、存在意義が感じられないのですが…。
なぜか、この記事に、公務員叩き系のトラックバックがいくつかついていましたが、あくまでこの記事は、「公務員にとっても」メリットがないことを述べたものなので、削除しました。
ちょっと誤解を生みそうな記事だったのかも…。
投稿: mark | 2006年12月10日 (日) 11:27