昨日は、静岡(市)に出かけました。
といっても、目的は大道芸ではなく、世界お茶まつりの方。
(そのため、静岡ではなく、東静岡で降り、グランシップに向かいました)
大道芸は、脚立持参でなければ、とてもではありませんが、パフォーマンスを見るどころではありませんし、人ごみの中を歩くのは、ひたすら疲れますからね…。
伊藤園が、特別協賛なのですね(笑)。
実際、内部には、伊藤園のコーナーも設けられておりました。
会場の外では、お茶の手もみの実演を行っていました。
この状態では、まだ茶葉に水気が残っていて、柔らかい感じなのが、写真から伝わるでしょうか?
工程が終わると、こんな感じになります。
まだ「乾燥」を行っていないので、若干湿り気は残っていますが、ほぼ普段目にするお茶と変わらない姿になっていました。
会場内(ちなみに、入場は無料です)は、どちらかというと「世界各地のお茶の、展示即売会」といった感じに作られていました。
お茶を無料で試飲することが出来るため、少なくとも10種類を越えるお茶を味わうことができるという、なかなか経験できない体験をしました。
意外と、韓国茶が日本茶に近い口当たりで、美味しかったです。
それ以外にも、紅茶から中国茶、更にはあまり知らない国のお茶まで勢ぞろい。
中国茶のコーナーでは、いわゆる「きき茶」(どれが、どのお茶かを当てるというもの)まであって、なかなか楽しむことが出来ます。
まさに、「お茶の祭典」と呼ぶにふさわしい賑わいでした。
それとは別に、お茶の文化を紹介するコーナーや、お茶の歴史を茶器などと共に紹介するコーナーなどもあり、お茶全般にわたって網羅的に紹介しているような感じを受けました。
かなり高級そうな茶器も展示してあったりして、見ごたえがありました。
(もちろん、そのコーナーは、写真撮影禁止となっていましたが…仕方ないですよね)
ここからは、会場内で目にしたものの中で、いくつか変わった物があったので、それを紹介します。
これは、「カフェインを除いた緑茶等」の、ペットボトルです。
夕食時にお茶を飲みたいという人などにとっては、有効な商品なのではないかと思います。
まだあまり市場に出回っていないのですが、近日中にコンビニなどで取り扱われるそうです。
紅茶などが幅広い銘柄で販売されていました。
種類が豊富にありすぎて、全てを把握し切れません…(笑)。
また、こことは別のところで、「ダージリンの初摘み」(つまり、ファーストフラッシュ)の試飲も行われていました。
やっぱり、緑茶に近い感じで、日本人にとっては受け入れやすい紅茶だと思います。

これは、抹茶を作るための機械です。
左の方はどんな工程なのかちょっと分かりませんでしたが、右の方は分かりやすいですよね(笑)。
昔なら石臼でやるところを、機械で手早く行えるというのは、すごいと思います。
かと思えば、別のところでは、石臼で引く工程を体験させてくれるコーナーまで!
意外と軽い力で動くのですが、続けているうちにだんだん腕が疲れてきて…。
大変な作業であることは、間違い無さそうです。
奥のステージでは、韓国風?のお茶を入れる実演を行っていました。
ちょっと望遠で撮ったので、細かいところが見えないのはご容赦あれ。
入れ方の一つ一つに意味がこめられているところは、日本の茶道と変わりないようです。
お茶の歴史のコーナーに置かれていた、韓国の「銭茶」と呼ばれる、丸くて穴の開いた形に加工された、これも立派な「お茶」です。
持ち運びの利便性を考えて、このようなデザインになったのかもしれませんね。
時代的に考えると、まさしく「お金の代わりになる」くらいに高価だったのかも?

同じくお茶の歴史のコーナーで実演されていた、1200年前の唐のお茶、「餅茶」を、試飲させてもらえるコーナーで撮影しました。
炙った上で、「塩を入れて」沸騰させたお湯で煮出すという、変わったものです。
しょっぱいのは間違いないのですが、お茶独特の甘さと渋さもしっかり味わえました。
お茶祭りは、今日まで開催されます。
大道芸もいいですが、こちらもなかなか面白いので、静岡に住んでいる方は、訪れてみてはいかがでしょうか?
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